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木製スロープ

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ベニヤ板で作られたスロープです。
ベニヤ板は12mm厚のものを2枚重ねたうえで、端部をずらして使っていました。
つまり、2枚重ねの下のほうベニヤの端部をずらすことによって、段差を12×2=24(mm)とせずに、12mmの段差としていました。

外部で段差12mmならば許容範囲かもしれません。
少なくとも車椅子ならば車輪が大きいため、越えられる段差ではないでしょうか。

あとは手すりですね。
手を添えられる程度の簡単な手すりでも、有ると無いとでは安心感が違います。
仮設用の単管パイプ、もしくは工事用バリケードを手すり代わりに用いてもよいと思います。

ここで用いられているベニヤ板は、完全耐水合板と呼ばれている種類で、ベニヤ板の中では水に強い種類です。
水に濡れた状態が続かないようなところならば、外部にも使えるベニヤ板です。
ただ、足で踏みつけられる床板として使うとなると、長くは持たないと思ってください。

このスロープは使用頻度が高いせいもあり、出来てから3年ほどで、写真のような状態になってしまったようです。
逆に考えれば、ベニヤ板程度でも3年以上は持つということもいえると思います。
スロープというとコンクリートを思い浮かべるかたも多いと思いますが、簡易的なスロープとしてベニヤ板を考えてみる価値はあると思いますよ。
特に賃貸住宅の場合は、コンクリートでスロープを作れないこともありますからね。

このスロープの後日談です。(2008.09.02加筆)
http://safetycap.exblog.jp/d2008-09-02
by safetycap01 | 2007-08-23 18:37 | 大工仕事 | Comments(0)