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アパートリフォーム 建具 敷居

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引違い建具の敷居部分です。
よく見ると、敷居に溝が突いてあるのがわかると思います。
ここで、『溝を突く』 というのは、溝を掘るという意味で、付くの間違いではないんですよ。

話を戻します。
敷居に溝が突かれているというのは、この溝を利用した建具が使われていたということです。
つまり新築当初は、この溝に戸車を用いない建具が使われていたということで、今回の建具のリフォームは少なくとも2度目のリフォームということになります。

戸車を用いない建具の場合、敷居のほうに敷居滑りを張るため、敷居は擦り減りませんが、建具のほうが擦り減ってきます。
特に開け閉ての激しい部位では、建具の擦り減る量が多く、そのまま使っていると、建具が外れるようになってきます。
当初の建具はガラス入りではないとは思いますが、もしガラス入り建具だったらかなり危険な事態になります。
つまり戸車が用いられていない建具では、建具の擦り減りに注意が必要で、建具が簡単に外れてしまうようになったら、早めに何らかの対策をとる必要があります。

一方、戸車を用いている建具では、建具が外れやすくなるということは、それほどありません。
それでは、どうなってくるのかというと、建具が外れなくなったり、建具の開け閉てが困難になってきます。

建具が外れなくなることに対しては、建具上部を切り詰めることによって、建具の丈を縮めてしまいます。
ただ、その際は鴨居の溝・・・凹部に対する、凸部の掛かり代が必要です。
凸部の出っ張りが少なくなると、建具が外れてしまいますからね。
もし、出っ張りが少なくなるようでしたら、出っ張りを作ることになります。

建具の開け閉て困難に対しては、戸車の交換、それだけで済まない場合にはレールの交換も考えます。
こちらは簡単な作業です。
by safetycap01 | 2007-05-11 17:49 | リフォーム | Comments(0)