タイルカーペット
写真はタイルカーペットです。
今は洋室の床といえばフローリング仕上げにすることが多いのですが、以前にはカーペット仕上げがほとんどでした。
フローリング仕上げが増えたのには、それなりの理由があるのですが、カーペット仕上げにも捨てがたい部分はあります。
フローリング仕上げが増えた理由としては、フローリングの表面が硬くて平らなことがあげられると思います。
表面が硬くて平らであるため、掃除はモップ掛け程度でも充分。
びしょ濡れにならない程度なら水拭きも可能で、水をこぼしても拭き取ればOK。
それに対して、カーペットの場合は、掃除には強力な掃除機が必要で、水洗いクリーニングがたいへん。
水をこぼしたりすると大騒ぎですね。
そんなカーペットですが、冬場は暖かみがあります。
また、表面が柔らかいため滑ることが少なく、もし滑って転倒しても、フローリングよりも衝撃が少なくて済みます。
ということで、フローリングの上にカーペットを敷いている方も多いでしょう。
そこで、このタイルカーペットです。
ホームセンターなどで一枚300~500円程度で販売されています。
『このタイルカーペットを一枚物のカーペットの代わりに使えないか?』
結論としては、部屋の一部に敷くような使い方には向いていません。
タイルカーペットというのは、事務所や店舗などでよく使われています。
大きさは50cm角、40cm角のものがあり、壁際などで半端な大きさが出るところでは、カッターナイフなどでタイルカーペットを切って納めていきます。
床への固定は、接着剤を用いることが多いのですが、接着剤不要の製品・・・置くだけでタイルカーペットが動かなくなる製品もあるようです。
接着剤を使うようなタイプのものならば、部屋の一部に敷くことも可能ですが、季節ごとに敷いたり外したりするのは厳しいと思います。
また、置くだけのタイプのものは、部屋全体に敷き詰めてカーペットが動く余地をなくすことが前提のため、部屋の一部に敷いた場合にカーペットが動かないとはいえません。
つまり、タイルカーペットを敷く場合は、部屋全体に敷くことが必要になります。