耐衝撃性硬質塩化ビニール管(HIVP)
写真に写っているパイプは耐衝撃性硬質塩化ビニール管・・・HIVPと呼ばれているもので、水道屋さんは単にHIと呼んでいることが多いようです。
今回の水道管の交換工事でも、新しい水道配管にこのHIVP管を使いました。
このパイプは単なる塩化ビニール管(VP)よりも強いパイプで、経年劣化も少ないようです。
また、切ったりつないだりの加工性にも、とくに問題はありません。
今現在、一般住宅では一番使われているパイプだと思います。
これがマンションになると、架橋ポリエチレン管などが使われることが多くなってきます。
加工性については、水道屋さんの仕事を見ていると、正直自分でもできるのではないかと思うぐらいなのですが、水道工事というのは、単にパイプを切ったりつないだりするだけではありません。
専門外のことに、中途半端に手を出さないほうがいいですね。
HIVP管は写真のように、黒っぽい色(濃紺、黒)をしています。
それに対してVP管は灰色です。
まさか新しく行う配管工事でVP管を使うことはないと思いますが、念のためにパイプの色もチェックしておけばいいかもしれません。
また、HIVP管よりも耐熱性能に富んだ、耐熱性硬質塩化ビニール管(HTVP)というパイプがあります。
熱に強いため、温水が流れる食器洗浄機などの排水管に使われることがあります。
こちらのほうは赤っぽい色をしています。