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大和塀

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この手の板塀のことを大和塀といいます。
古くからの住宅地などに見られる塀で、目にしたことがあるかたも多いと思います。

大和塀は、柱と柱の間に横に渡した貫材(ぬきざい)に、目隠しとなる板を表と裏から交互に打ち付けた塀です。
つまり貫材の厚さ分だけ、目隠し板の重なりの方向に隙間が開くわけで、その隙間から風が抜けてくれたり、表の気配をうかがうことができます。
使われる材料は、柱には桧などの腐りにくい材料、目隠し板には杉などが多いと思います。
ただ、杉板をそのまま使ってしまうと、さすがに寿命が短くなってしまいます。
それなりの塗装処理が必要ですね。

ここのところ、庭先のフェンスなどにラチスを取り付けられているお宅を、目にする機会があります。
洋風のラチスもいいのですが、住まいの様子によっては純日本風の板塀もいいかもしれませんね。
by safetycap01 | 2007-02-15 17:59 | 建築用語 | Comments(0)