手すり 柱、間柱がない場合
壁の裏側に柱や間柱がない場合、どうやって手すりを取り付けるか?
そのような場合のための、石膏ボード用取り付け金具が市販されていますが、手すりとなるとちょっと不安です。
静かに力や重さが加えられている状態ならば問題はないと思いますが、手すりには急激に力が加えられてしまうことがあります。
また、手すりには揺さぶるような力が加えられることもあります。
そのような条件にさらされる手すりの場合、プロが条件に合う金具を選定した上で、きちんとした施工を行えばよいとは思いますが、慣れない人間が施工を行うことは危ないと思います。
では、どうするか?
壁の上に、下地板を接着剤で貼り付けてしまうことです。
下地板を面で接着することによって、手すりの取り付け強度を確保します。
その際には、接着する面のクロスの表面を剥がしたほうがいいでしょう。
そのほうが接着剤が効きます。
作業はカッターナイフを使って、クロスの表面だけを剥がして、白っぽい部分を表します・・・写真の中央部のような状態です。
くれぐれも、大胆に剥がしすぎないでくださいね。
灰色や茶色の部分まで表れてしまうと剥がしすぎです。
接着剤のほうは通常の木工用ボンドで充分です。
ただ、充分に接着強度が出るまでは、次の作業に取り掛からないこと。
下地板を押さえておくために、両面テープなどを使ってみてください。
最後に、クロスを剥がした状態で、石膏ボードが水分などで脆くなっていることがあります。
この場合は、石膏ボードを剥がして、下地を入れないとダメです。