壁際の手すり
壁の隅のほうに手すりを取り付けるのにはどうするか?
出隅の場合には、角に柱がきているはずです。
この柱を利用できるので、出隅の場合には問題がありません。
一方、入隅の場合、柱の位置は壁から外れたところになります。
それでは入隅付近にはビスが留められないのかというと、壁の石膏ボードを受けるための、下地が入れられている場合があるんです。
この場合には、この下地にビスを留めてしまえばOKです。
まずはこの付近の下地を探ってみてください。
下地を探った結果、このような下地がない場合にはどうするか?
その場合には、長めのビスを斜めに向けて、柱にとどくようにもみ込みます。
ただ、そうするとビスの頭も斜めになってしまい、見栄えはよくありません。
また、板の端部に斜めにビスをもみ込むと、板が割れることがあります。
割れてしまった板は危険です。
使わないようにしてくださいね。
板の端部というのは、もともと割れやすい部分です。
このような部分に、ビスなり釘なりを取り付けるさいには、キリで下穴を開けてからにします。
また、斜めにキリをもむのは慣れないとたいへんです。
いきなり本番の部材で行わないで、試しの部材で行ってからにしたほうがいいですよ。