止水栓
写真は台所の流しの下部だと思ってください。
写真に写っている、水道の蛇口のようなものは止水栓です。
蛇口は水道管の先端、水が出るところに付いていますが、止水栓は水道管の途中に付いている蛇口だと思ってください。
つまり、この止水栓をひねると水が流れたり止まったりします。
ひねる方向は蛇口と同じで、右回り(時計回り)で水が止まって、左回りで水が流れることになっています。
止水栓は通常ならば意識をしないで済むような部材ですが、蛇口部分が故障したり蛇口そのものを交換するようなときに、使うようになる部材です。
つまり、止水栓で水を止めれば、その先・・・蛇口部分で自由に仕事ができるようになります。
止水栓には写真のような蛇口の形をしているものだけではなく、マイナスドライバーなどを使って開け閉めするタイプもありますが、機能はまったく同じです。
蛇口タイプは開け閉めするのに道具が要らない代わりに、誤って蛇口に物が当ったりすると、水の流れ方が変わってしまうことがあります。
『水の出が悪くなったから見にきて欲しい。』 ということで見に行くと、止水栓が締り気味になっているようなこともあるんですよ。
流し台や洗面化粧台の下部には、物がたくさん入っていることが多く、このようなことはけっして珍しいことではありません。
蛇口タイプとマイナスドライバーなどを使うタイプ、どちらがいいのかはなかなか難しいところですね。
また、この位置に止水栓自体がないことがあります。
その場合は、メーターボックスのところで水を止めることになります。