巾木
写真は鉄筋コンクリート造の外階段です。
壁の部分は、コンクリートの躯体を左官工事で仕上げたうえで、吹付けを行なっています。
そして、床際の部分に吹付けを施していない部分がありますが、この部分のことを巾木と呼ぶことがあります。
正確には『巾木状に見える部分』なのでしょうが、単に巾木と呼ぶことがあります。
この巾木の場合は、壁を保護するという機能からの要請ではなく、見栄えの要請から付けた巾木です。
ここで、『付けた』と書きましたが、実際には吹付けを塗り残しただけで、吹付け仕上げを『差し引いた』というべきでしょう。
本来ならば、この部分にも吹付けを施しておいたほうが、コンクリートの保護になりますし、汚れも落としやすいと思います。
でも、見栄えはこちらのほうがよさそうですね。