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移植

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新築マンションに植えられた植栽です。

まだ布が巻きつけられたままです。
これは『幹巻き』と呼ばれているもので、『コモ巻き』とは違った役割をしています。

コモ巻きは晩秋から初冬の行われるもので、季節の風物詩になっていますが、幹巻きのほうは樹木の移植の際に行われます。

コモの役割は、幹に巻いたコモに、寒さを逃れるための虫を誘導するためのもの。
虫が潜り込んだコモは、春先に虫ごと焼却されます。

一方幹巻きのほうは、移植後の暑さ寒さから樹木を守るためのものです。
この幹に巻かれた布は、自然に朽ちるのを待つことになります。

つまり、幹巻きをされている樹木は、移植が行われたすぐ後となります。


写真のマンションは、つい最近完成したマンション。
幹巻きも新しい状態です。

気にかかるのは、植えられた樹木の位置ですね。
ちょっとベランダに近すぎると思います。
この規模の樹木ならば、登るのも容易。
目隠しとしての役割は充分だとは思いますが、防犯上の観点からは疑問符が付きます。

もう少し離して植えたほうがよかったのでは?
by safetycap01 | 2006-06-12 17:47 | 造園 | Comments(0)