屋根工事。
直接屋根を支える垂木(たるき)、野地板(のじいた)。
屋根の先端を納める破風板(はふいた)、広小舞(ひろこまい)。
以上が終わると屋根屋さん(今回は瓦屋さん)が下葺きを行いに来ます。
垂木は90×45の米ツガ、野地板は12mm厚の杉板でした。
下葺きはアスファルトルーフィング(アスファルトを浸透させたフェルト)をタッカー(ホチキス)で野地板に止めます。
下葺きが終わると屋根からの雨が止まり仕事が天候に左右されにくくなるんです。
とは言っても大雨や、吹き込んでくるような雨だと仕事はできませんが・・・
じつは下葺きまでの間に足場屋さんが下屋(一階の屋根)に足場を組みに来ます。この足場がないと2階の屋根の工事が危険なんです。
下葺きが終わるまでの大工さん、屋根屋さん、足場屋さんの調整って大変なんですよ。
天候に恵まれて順調に進めばいいんですが、途中で雨が降ったりすると1週間以上は簡単にかかってしまいます。
今回は土曜日(10月2日)までに足場組みまで完了して、月曜日に屋根屋さんが下葺きに来ます。
画像は一階下屋の小屋組みと垂木、野地板です。くも筋交いはまだかけていません。
小屋組みには松梁を用いています。