まぐさ
画像は窓の部分の、木下地の状態です。
窓の上にあたる部分に、横に渡してある材を『窓まぐさ』もしくは、単に『まぐさ』といいます。
まぐさは、漢字では『楣』もしくは『目草』と書き記します。
いきなり出されても読めそうもない漢字ですね。
まぐさと対になって下のほうにある材は、窓台(まどだい)といいます。
こちらのほうは、まぐさと比べると、随分わかりやすいと思います。
材料のほうは、間柱と同じ材を使うことが多いようです。
まぐさ、窓台の役割は、サッシを取り付けるための下地としてと、サッシ上下の壁を受けるためのです。
つまり、この下地だけの段階で、窓の高さが決まってしまうことになります。
逆にいえば、この段階で窓の高さを確認して、問題があるようならば、窓回りが下地だけなので、それほど大きな手間にはならずに、上下の移動は可能です・・・なお、このことは在来木造住宅の場合に限るかもしれません。
まぐさ、窓台を取り付けるときには、サッシを納めるために、大きからず小さからずの寸法を確保することです。
大きすぎると、サッシと下地の間に厚いパッキンを挟み込まなければならなくなり、見た目が悪くなってしまいます。
小さすぎるところに無理やりサッシを納めてしまうと、サッシがたわんだ状態で取り付けられてしまいます。
サッシが無理なく、す~っと入って、薄いパッキンを咬ませて納まるような状態が、サッシの調整代も確保できていいのかと思います。
今日は役所の躯体完了時の検査でした。
何事もなく、検査が終わってひと安心です。