人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2階床

2階床_b0003400_23293745.jpg

2階の床の状態です。
建前のときには、足元を安全にするために、根太が入ると、とりあえず合板を仮敷きします。
もちろん時間があれば、仮ではなく正式に床板を敷き込んでもいいんです。

でも、なかなかそうはいきません。
レッカーのあるうちに、仕事を先に進めるため、仮の状態で屋根に進んでしまいます。

そのため、建前が終わってから、正式な床の敷き込みに入るんです。

仮敷きした床板を上げて、根太の釘がきちんと留まっているか、2階床梁部分の金物が、きちんと締まっているかを確認したうえで、床の正式な敷き込みに入ります。

画像で、上のほうに、横方向に架かっているのが梁です。
縦方向に架かっている、細めの材が根太です。
同じく太目の材は、床板を受けるだけではなく、梁の転び止めを兼ねています。
そのため材は柱と同じ太さで、ボルトで梁に固定しています。

梁が転ぶというのは、専門用語で座屈を起こすということです。
断面が縦長の梁が、上からの重さで横に膨らむようになって、一気に強度がなくなるような状態です。
この、横への膨らみを止めるために、横から突っ張ってあげる役目を、転び止めは持っています。

明日は床板の敷き込み、間柱、筋交いの取り付け、開口下地の取り付けなどを行う予定です。
by safetycap01 | 2005-10-04 00:10 | 大工仕事 | Comments(0)