お寺の雨樋
お寺の本堂の向拝(こうはい)に設置されていた雨樋です。
大屋根には雨樋が設けられておらず、向拝に設けられていた雨樋も部分的でした。
これは、この本堂の周囲に樹木が多く、雨樋を設置しても落ち葉で詰まってしまうということ。
ではありますが、出入りに用するところに雨樋がないと、雨天時にシャワーを浴びてしまうため、折衷案として部分的に雨樋を設置したということでしょう。
このように部分的に雨樋を設置しておくと、雨樋の掃除が容易になります。
ただし、雨樋を設けない部分について、雨だれによる水はね対策を講じておく必要があります。