出桁造り

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福島県双葉郡の民家で見かけた屋根架構です。

写真は1階縁側(えんがわ)の上部です。
躯体内部より、梁を突き出して、その梁の上に桁(けた)を乗せています。
そして、その桁の上に屋根の垂木(たるき)を乗せています。
このようにすると、梁が突き出されている分だけ、軒の出が大きくなります。
このような架構のことを、出桁(だしげた)造り、せがい造りなどと呼びます。

軒の出が大きくなると、雨避け、日除けの効果が高まります。
また、平屋建ての大きな建物は、屋根が高くなってしまうものですが、高い屋根には軒の出を大きくしたほうが、プロポーションが良くなります。
この架構には、以上のような利点があります。
その反面、架構が複雑になります。
さらに、出桁や梁などに鉋仕上げが必要となる部分が増え、大工さんにとっては手間がかかる架構といえます。
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by safetycap01 | 2015-05-15 18:14 | 大工仕事 | Comments(0)