街路灯の破損
JR常磐線浪江駅前です。
駅前広場の街路灯の照明部分が、ぽっきり折れて落ちていました。
鋼製ポールには、腐食や金属疲労を原因とする寿命があります。
腐食というのは、錆びて金属部分に穴が開いたり、肉厚が薄くなってしまうこと。
金属疲労というのは、車の通行による揺れ、風による揺れなど、長い間外力によって揺さぶられることによって、亀裂が入ってしまったり強度が落ちたりすることです。
こちらのポールの破断面を見たところ、腐食の形跡はありませんでした。
きっと、こちらのポールは金属疲労によって寿命が近くなっていたところ、震度6強の地震に背中を押されてしまったということでしょう。
普段から風によってゆさゆさ揺れているような、上部が重たい鋼製ポールは、いつ折れてしまってもおかしくありません。
君子危うきに近づかずです。