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ベニヤ #3

ベニヤというとラワンベニヤを思い浮かべることが多いと思います。
ところが現在は針葉樹を用いたベニヤの割合が増えているんです。
特に建物の外壁や屋根に使われる構造用合板では針葉樹合板の割合のほうが多くなっていますね。
針葉樹合板への転換の理由として挙げられているのが資源問題です。

ラワン材のような南洋産の広葉樹は計画生産が難しいので伐採しっぱなしになってしまうのは事実でしょう。
それに比べると針葉樹のほうが人の手で再生産しやすいのでしょうね。

針葉樹と言ってもいろいろな種類があります。
代表的な樹種に、ラーチ、ラジアータパインがありますが、現場では針葉樹合板のことをラーチ(合板)と称することが多いですね。
生産地はロシア、北米、ニュージーランドなど他にもいろいろです。
本来ならば国内産の杉材などをどんどん使ってもらえると良いと思いますけど・・・

針葉樹合板の特徴は年輪と節の存在でしょう。
広葉樹合板はある意味無機質の材料ですが針葉樹合板では木の特徴がそのまま出てくる感じです。
これは表面の見た目だけではなく合板としての強度にも関係してきます。
節だらけの合板は強度が低くなるんです。

針葉樹合板では表面、裏面の等級をA,B,C,Dの組み合わせで表しています。他にも針葉樹合板の等級の表し方がありますが、それについてはURLを参照してみてください。
PDFです→  http://www.jpma.jp/shiryo/tebiki_kouzou/1_8.pdf 

ベニヤ #3_b0003400_22345341.jpg
   
by safetycap01 | 2005-02-27 22:41 | 住宅建築 | Comments(0)