あちら立てれば、こちらが立たず。
向かって左側の入り口付近の床が、踏み込むと沈み込むようになっていました。
すぐそばに床下点検口があったため、そこから床下にもぐり込んで、根太を追加することによって、沈み込みを防ぐことができました。
それはよかったのですが、そうすると向かって右側の入り口付近の床が、鳴るようになってしまいました。
これは、最初行った根太の追加工事が、悪さをしたことと思われます。
追加した根太のサイズが少し大きかったのか、根太を追加する工事の際に、床を押し上げるような動きをしてしまったためでしょう。
どちらにしろ、そのままにするわけにはいきません。
再度、床下にもぐり込んだところ、根太を支えている根太掛けが、心もとない状態でした。
これまで、微妙なバランスで保たれていたところ、最初の工事によってバランスが崩れてしまったのでしょうか。
根太掛けを、さらに下から支えるようにしたところ、根太掛け、根太、床が下がらないようになり、床鳴りが止まってくれました。
あちら立てれば、こちらが立たず。
このようなことは、珍しいことではありません。
これで済んで、ほっとしたところです。
柱や木枠が内側に反ってきて、ドアの幅よりも狭くなってしまった場合、ドアを削って狭くするか、柱や木枠をどうにかして広げないと、どうしようもありません。
ドア開閉用の金物(ラッチボルト)が当たっているだけならば、ラッチボルトの調整や、受座(ストライク)を掘り込んで引っ込める手があります。
上記説明でわかりにくいようでしたら、ホームページのほうからメールいただければと思います。