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階段手すり。

今回のリフォームでは階段手すりの取り付けも行ないました。

手すりには大きく分けると2種類あります。
転落防止用の柵としての手すりと生活動作を助けるための手すりです。
生活動作を助けるための手すりは、さらに2種類あるんです。

掴んだり寄りかかったりして移動するときに用いるもの・・・hand railとしっかり握って身体を持ち上げたり引き寄せたりするときに用いるもの・・・grab barです。
それぞれ取り付ける位置や形状、材質が違ってきます。

今回、階段に取り付けた手すりはhand railです。
階段の昇り降りのときに手を添えて、いざというときに掴るための手すりです。
高さは主な利用者に合わせて階段の段板の先端から80cm。
太さは掴みやすさと材料の入手しやすさから直径32mmとしました。
材質はタモの集成材です。

手すりに使えそうな丸棒はいろいろあるんですが、問題は手すりを取り付ける金物です。
金物で手すりの直径が決まってしまいます。
ただ単純にパイプを取り付けるための金物を流用するわけにはいかないんです。
もう少し金物の種類が多いといいんですが・・・・

手すりを壁に取り付けるには、手すりの取り付けに耐えられるだけの下地が必要です。
柱があれば一番よいのですが、そう都合のよいところにあるわけじゃありません。
このような場合には壁の上に一枚厚手の板を帯状に張って、その板に取り付けます。
今回は下地がうまい位置にあったので直接壁に取り付けられました。

画像、手すりの端部は壁側に折れ曲がっています。
袖口が引っかからないようにこのような形状になっています。
室内ドアのレバーハンドルも袖口が引っかかることがあります。

階段手すり。_b0003400_21333928.jpg

by safetycap01 | 2005-01-25 21:37 | 住宅建築 | Comments(0)