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震災ボランティア 植物の塩害

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2~3メートルほどの高さの津波に洗われた地域です。
津波の勢いは、それほど激しくなかったようで、防風林が傾きもせずに残っていました。

ただ、残った防風林は、6月中旬だというのに、落葉のころのような色をしています。
もちろん、これは海水の影響でしょう。
それに引き換え、青々と繁っているのは、いわゆる雑草。
ヘドロも海水の塩分もものともせずに、生えてきたものです。
この雑草は、来年も再来年も、なにもせずとも生えてくるでしょう。
そのまま放っておいても大丈夫です。

一方、防風林のほうは、どうでしょうか。
葉が枯れてしまった樹木は、そのままにしておくと、樹木そのものが枯れてしまう可能性があります。
もしかすると、時すでに遅しであるかもしれません。

正直、被災地の今の状態では、枯れかけた樹木の手入れをしている時間も人手もありません。
それならば、思い切ったことのできる状態である今、枯れてしまうであろう樹木を、重機を用いて伐採してしまう手があると思います。
復興なってくると、樹木の伐採に苦労するようになってしまう可能性があります。
by safetycap01 | 2011-07-12 17:56 | 防災 | Comments(0)