引き違い玄関扉の鍵交換 その7
室内側を新しい鍵に交換し終えたところです。
ご覧のとおり、今までどおりスライドレバーを上下させて施錠開錠できるのに加えて、鍵でも施錠開錠ができます。
ここで、鍵でも施錠開錠可能と書きましたが、それはスライドレバーで施錠を行ったうえで、鍵で施錠を行うとスライドレバーが固定されてしまうということです。
つまり室内側からの施錠は、あくまでもスライドレバーがメインであり、鍵はスライドレバーを固定するためにあるということになります。
なぜに、スライドレバーを固定するようにしているのか。
それには二つの理由があります。
一つは、玄関扉に設けられているガラスの灯り採りが割られて、そこから手などを差し込みスライドレバーを操作しようとしても、スライドレバーが動かないようにとのこと。
つまり防犯対策です。
もう一つは、室内から出るときにも、鍵を用いないと出られないようにすることができるとのこと。
これは、子供や認知症の方などが、目を離したすきに玄関扉を開けて、外に出て行かないようにするためです。
もちろん、室内から出て行くのは玄関からだけではないので、玄関だけに対策を施しても意味がありません。
さらに大事なのは、火災時などにはどうするのかという問題もあります。
できれば、住宅用火災警報器ではなく自動火災報知設備が欲しいところでしょう。
ちなみに、こちらの建物には自動火災報知設備が設置されています。