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フローリングの床鳴り 設備配管

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マンションの台所部分です。
床鳴りが気になるので見て欲しいとの話がありました。
うかがったところ、床鳴りは表面のフローリングが鳴っているのではなく、フローリングの下のほうから鳴っている様子でした。
さらに、床の沈み込みも大きいため、原因として下地の不具合が考えられました。
下地の不具合となると、フローリングの表面からの作業ではどうにもならず、床下にもぐり込むなり、フローリングをはがすなりして作業を行う必要があります。

ということで、フローリングをはがしてみたところ、根太掛け(ねだがけ)という下地材が切断されていることが判明しました。
根太掛けというのは、根太というフローリングを支えている部材を、さらに下から支えている部材のことで、この根太掛けが切断されていると、根太が下から支えられていないというこになります。
つまり、本来フローリングを下から支えていなければならない根太が、フローリングによって上から引き上げられているような状態になっていたということです。
このように材料がしっかり組まれていないと、材料同士が擦れあってしまい、音が発生するということです。

このように、原因が判明すれば、処置のほうはどうとでもなります。
ここでは、切断された根太掛けをコンクリート床から支えることによって、根太掛けの沈み込みを防ぐようにしました。
これで床鳴りは解消です。

ここで、なぜに根太掛けが切断されているのかというと、台所の流しからの排水管を通すのに、根太掛けを切断しないとどうしようもなかったからでしょう。
設備屋さんとしても、切断したくて切断したわけではないはずです。
このあたりは、実際に設備配管を行う職人さんや大工さんのミスというよりも、その上の立場の人たちのミスといっていいと思います。
by safetycap01 | 2009-03-19 17:49 | リフォーム | Comments(0)