手すりと消火器
消火器を避けるようにして、手すりが設置されています。
手すりというものは連続させたほうがよいのですが、こちらでは手すりが消火器に負けた形になっています。
このようなことに勝ったも負けたもない、というような考えもありますが、現実にはどちらを優先させるのかを決めなくてはならないことがあります。
ここで、消火器の位置を手すりの上部にもってきてはどうか、ということが考えられると思います。
ところが消防法関連法規によって、消火器の位置は床から1.5m以下と定められています。
よって、消火器は手すりの上部にもっていくことは、できないということになります。
ちなみに床から1.5mというのは、消火器の中心で測った高さではありません。
消火器全体が1.5m以下に納まっている必要があります。
消火器というものは、存在がわかりやすい位置にあって、いざという時に簡単に取り出せることが必要です。
そのことを考えると、このような位置がいいのかもしれません。